2021年10月25日

古い借家の耐震問題

今まで貸してきた借家の退去があるので賃借人と退去立ち会いをして欲しい。

そんな依頼があり現場の立ち会いをしました。

今回の借家は築40年… きれいに程度良く使って頂いていましたが、どうしても

築年数による建物自体の古さは否定できません。

 ただ今時はこのような古き良き建物自体を好きな方もお見えの為、借り手は付くのかも

知れません。

古い借家の耐震問題

但しここで非常に大きな今風の問題があります。

それは耐震の強度が確保出来ているかどうかです。

 もし心配されるような大きな地震が起こった場合、果たして誰がどのような

責任を負うのでしょうか?

それはこのように考えられています。大きな地震が起こりほとんどの建物が壊れた場合

それは不可抗力と考えられると言われています。所有者は責任を負わないと考えられます。

問題は、ほとんどの建物が建っているのに、自分の建物が壊れてしまった場合…

その場合は所有者は間違いなく免責にはならないと言われています。

万一、その建物内で人が亡くなったなんて場合は、おそらく……

保険などに入っていない場合は対応は難しいと思います。

今回は相談の結果、いろいろなリスクを勘案してなにより、この借家に親族を

含めて住む方や譲るご予定も無いと言うことで売却することになりました。

築年数の経った借家などをお持ちの方がお見えでしたら一度、自身の建物の

現状を調べて考えられると良いと思います。

渡邉



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Posted by 中部ガス不動産 豊橋中央店 at 18:22│Comments(0)不動産の仕事
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