2021年11月05日
一戸建てに必要な維持コストってどんなものがある?①
物件をご案内させていただくときに”購入諸経費”については、
物件価格とセットでご案内させていただきますが、
住んでからもかかる”ランニングコスト”も忘れがちですが、重要です。
住宅の場合の維持コストはどんなものがあり、
どれぐらいの費用になるかについて簡単にまとめたいと思います。
まず今回は下記の”①”についてです!
<維持するための主な費用>
主な項目としてはこちらとなります。
①税金(固定資産税)
②保険料(火災保険など)
③修繕費
<①税金>
不動産を所有していると一部例外を除き必ず発生するのが”固定資産税”です。
これは毎年1月1日時点の不動産所有者に課せられる税金です。
※その他にも、市街化区域の物件だと都市計画税もかかってきます。
【固定資産税:課税標準額×1.4%】
市町村の固定資産課税台帳にある課税標準額に1.4%をかけたもの採用している自治体が
多いです。(豊橋市も同様)
しかし、固定資産税には軽減措置もあり、条件を満たせば税額を下げられます。
①住宅用地に対する課税標準の特例
これは対象の土地が住宅用の土地であれば、200㎡までの部分は1/6、
残りの部分は1/3の評価額で計算できます。
②新築住宅にかかる税額の軽減措置
下記条件を満たしていれば、固定資産税額が1/2になります。
(豊橋市HP:https://www.city.toyohashi.lg.jp/4301.htm)
分かりにくいかと思いますので、実際に計算してみるとこうなります。
【条件】
・土地の評価額:900万円
・家の評価額 :800万円
・床面積:120㎡以下
・新築
・税率:1.4%
■土地の固定資産税額
900万円×1/6×1.4%=21,000円
■家の固定資産税
800万円×1.4%×1/2=56,000円
合計:77,000円
※固定資産税評価額については3年に一度見直しがされます。
大きさや築年数によって変わりますが、一般的な住宅であれば、固定資産税・都市計画税
合わせて年間8万円~15万円ぐらいの金額でおさまってくるかと思います。
次回は維持費にかかる主な費用項目”②””③”について触れていく予定です!
大林